トロイダルトランス SiCショットキーダイオード使用 20V 5A ACアダプター

以前オークションで出力が出ない本電源を入手し修理しましたが、あまり出番がないので機材整理のため出品します。
入力AC100V 出力DC20V-5A（センター＋） ケース外寸175W 180D 68H（突起含まず） 重量約3kgです。付属品はACケーブル2.7mと後述の出力センターピン2.5φ用変換コネクタです。出力ケーブルは約90cmです。
ACからDCへ変換する電源ですので、ACアダプターの一種ですが、デジタルアンプやパソコンに使われるスイッチング方式とは違う、トロイダルトランスを使用したシリーズドロッパ方式です。高周波スイッチングをしないので、スイッチングノイズとは無縁の良質なDC出力が得られるもので、さらに音質に優れると言われるトロイダルトランスとSiCショットキーダイオードを使用しており、コンデンサ類もWIMA等定評のあるものが使われております。
通常のACアダプターとの比較では、一聴してノイズレベルが低く、ひずみが少ない感じの音になったと思いました。バッテリー駆動と同じ傾向だと思います。

もともとAmulechのAL-502H用に作成されたとのことで、出力端子は外径5.5φ、センターピン2.1φです。このままでは、NFJさんのFX-98EやFX-1002あたりのセンターピン2.5φのジャックには使えませんので、簡易的な変換アダプターをお付けします。

修理、改善した点：
私が入手した時点での故障部分はSiCショットキーダイオードのオープン故障でした、定格が650V4Aのもので、５A定格にしては微妙な値でしたので、突入電流で故障したと思われます。修理には650V10A定格のものを使用しましたので、だいぶ余裕があるものになったと思います。あと、ACテーブルのインレットのみでしたので、ランプ、スイッチ、ヒューズ付きのインレットに交換してます。
使用に当たっての注意点：SiCショットキーダイオードを容量の大きなものに変更していますので、そうそう壊れないとは思いますが、突入電流をできるだけ抑えるため、電源投入はまずアンプ、本電源ともにスイッチOFFの
出力は現在20Vに設定してあります。内部の可変抵抗を調整することで、出力の3端子レギュレータの出力は1.2V-32Vの出力に可変できるものですが、高い方はトランス出力とのかねあいがありますし、低くすると、そのぶん3端子レギュレータの発熱が増加しますので、試してはいませんが、18V-24Vくらいが妥当ではないかと思います。調整する場合は回路がわかる方の自己責任でお願いします。
（2023年 6月 6日 22時 28分 追加）ケースはアルミ製で、タカチの縦型ヒートシンクケース HYシリーズだと思います。（2023年 6月 8日 11時 11分 追加）出力電圧を24Vにして試聴してみました。整流回路の出力が29.8V程度なので、本来の出力電圧は24Vあたりがベストマッチな気がします。18V-24Vの間でご希望の電圧に調整して発送可能です。